私は、これまで数多くの新卒学生さんの採用面接を担当してきました。
その経験から、私なりに感じる「新卒学生がエンジニアとして内定を勝ち取るための就活対策」をシリーズでご紹介いたします。
今回は、1回目ということで面接までの準備について解説します。
自己分析
まずは自己分析。
エンジニアを志望する理由を明確にしていきます。
- なぜエンジニアになりたいのか
- どうしてエンジニアでなければならないのか
その部分を深堀していきます。
例えば、以下のようなものです。
「自分の生活の中で課題解決したいことがあって、それをプログラミングを使って解決したときに、達成感があったから。」
「過去の経験で、ITを使うことにより、○○の作業がとても効率的になった。自分もそういった仕事をやりたいと思ったから。」
このように自身の経験を語ることが大切です。
しかし、
「いや、それほど立派な理由はないです。」
「理系だから何となくエンジニアを志望しただけ。」
そのような方もいるかと思います。
そういった人は、どうしたらいいでしょうか?
「さっき書いてあった例を丸パクリしちゃえばいいでしょ!!」
なんても思う人もいるでしょう。
果たしてそれでよいのでしょうか?
答えはNoです。
なぜなら、面接官に深くツッコまれたときに、回答できないからです。薄っぺらい嘘は、通用しないと思った方がよいでしょう。
でも安心してください。対策はできます。
(対策については、後日、別の記事で記載します。)
まずは、自身でエンジニアになる理由を深堀してみてください!
小さな体験でも構わないので、自分の頭で考え、お話しできることが重要です。
企業分析
次に企業分析です。
企業理念、文化、求める人材などを徹底的に調べましょう。
企業理念
“企業理念は、なんとなく会社が記載してみたスローガン”
そのように思っていませんか?
私は学生のとき、そのように思っていました 笑
企業理念は、会社の看板に等しいです。
自分の会社の信念や方針を語るのに、10や20文字で語れるわけありません。
だからといって、企業理念を長文にしても誰も読んでくれません。
「企業が目指すものをいい具合に凝縮したもの。」
それが企業理念になります。
企業のお偉いさんたちが、練に練って導き出したものです。
ないがしろにせず、きっちり意味を捉えましょう。
企業の文化
企業の文化を把握するために、情報収集をしましょう。
会社ホームページの記載はもちろん、現場の方たちのヒアリングもしっかり行いましょう。
特に、今の世の中は、企業ごとに、多種・多様な労働環境となっています。働く側もそれに合わせて色々な労働環境を選べる時代となっています。
志望する企業がどういう労働環境なのかチェックしましょう。
- 残業が少ない
- 土日は必ず休める
- 長期休暇が取りやすい
- 残業が多いので、たくさん稼げる
- 働く時間を自由に決められる(フレックス)
- 育休した後もしっかりキャリアアップできる
面接までに事前に習得できる情報は、しっかり収集しておきましょう。
求める人材
求める人材は、どの企業も一緒な項目があります。
- チャレンジ精神がある
- リーダーシップをとれる
- コミュニケーションスキルがある
エンジニアだと上記の項目が多い傾向にあります。
面接ではこれらについて聞かれることが多いので、面接を重ねるうちにアピールできるようになるでしょう。
逆に、志望する企業で独特な項目がないかチェックしましょう。
そのような項目は、その企業に対して準備が必要ですし、周りの学生に差をつけるチャンスでもあります。
自分と企業を擦り合わせる
自己分析、企業分析が完了したら、それらを擦り合わせます。
自分が実現したいことが企業とどの程度、マッチするのかを考えます。
- 5年後にはリーダーになれそうか
- 早いうちから上流工程に携われるか
- プログラマーのスペシャリストとして働けるか
- 望んでいるサービス開発に関われるか
- 社会インパクトの大きい事業で働けるか
など、マッチ度を測りましょう。
当然、求めていることが100%マッチ企業は存在しません。
(あるとするならば、自分で起業するしかありません。)
「マッチしないところは、その分志望度を下げよう」ではなく、代替案や妥協案がないか、面接の逆質問の際に聞いてみるとよいでしょう。
その中で、最終的に就職したい企業の順位付けを行っていきましょう。
まとめ
今回は、「新卒学生がエンジニアとして内定を勝ち取るための就活対策」の第一弾として面接までの準備について解説していきました。
私は、自己分析・企業分析をすることで、その人自身が成長していくと考えています。
自己分析で自分を再発見するきっかけにもなりますし、企業分析でビジネスマンとしての考え方や在り方を学んでいくことになります。
この機会に、ぜひ力を入れて取り組んでみてください。
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