行と列(縦持ちと横持ち)を変換するには、TRANSPOSE関数を利用します。
ここでは、TRANSPOSE関数の使い方をご紹介します。
さらに、他の関数との組み合わせでより便利に使いこなす方法をご紹介します。
TRANSPOSE関数とは?
表形式のデータに対して、行と列を入れ替えます。
構文は、次の通りです。
構文
=TRANSPOSE(配列または範囲)
TRANSPOSE関数の使用例
以下の図では、「B3:L8」の範囲にあるデータに対し、「B18」にTRANSPOSE関数を入力しています。

使用例
=TRANSPOSE(B3:L8)
ポイント
TRANSPOSE関数を入力するのは、1つのセルだけでOKです。
上記の例だと「B18」のみ入力すれば、「B18:G28」に表示されます。
ただし、すでに「B18:G28」の範囲内にデータがあるときは、「#REF!」になります。
「C20」セルが入力済みで「#REF!」になってしまう例

行列を入れ替えてソートする(TRANSPOSE × SORT 関数)
SORT関数を組み合わせれば、行列を入れ替えてソートができます。
以下の例では、「得点」でソートしています。

使用例
=SORT(TRANSPOSE(B3:L8),6,false)
行列を入れ替えて条件を指定する(TRANSPOSE × FILTER 関数)
FILTER関数を組み合わせれば、条件に合致するデータに絞れます。
以下の例では、条件に「得点>=80点」としています。

使用例
=FILTER(B32:G41,G32:G41>=80)
まとめ
今回は、TRANSPOSE関数についてまとめました。
個人的には、データ分析の仕事をする中でよく使う関数です。SORT関数、FILTER関数を使うとさらに使い勝手がよくなるので、ぜひマスターしてみてください。
コメント